iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017) Montereyで激重 SSD・Wi-Fiカード交換 メモリ増設

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メモリ増設のご相談がありました。「依頼の理由は、動作が非常に遅いからです。仕事でAdobe ccを使っているのですが、ソフトを2つ以上立ち上げるとかなり動作が遅くてイライラしてます。メモリを増設すると解消しますか?」とのこと。

起動や動作があまりにも遅いので、並べて使っているもう1台でPhotoshopを動かして作業させて動作が落ち着くまで、こちら側でIllustratorを使っていると仰っていました。

Adobe系のアプリを使っているとメモリは潤沢にある方が良いですが、今回の速度低下の要因は、激重のMontereyにあると思われます。よって速度アップのためSSD交換も追加でご提案させていただきました。

メモリ、SSD両方ともご了解いただきましたので進めていきます。

HDD単体ではこの速度です。極端に遅いです。

HDD単体ではこの速度です。極端に遅いです。

他チェックをすすめていきますと、Wi-Fiが反応していないことがわかりました。

Wi-Fiが選べない状態。

Wi-Fiが選べない状態。

ソフト的におかしい場合もあり得ますので、リカバリーモードで見て見ます。

リカバリーモードでも反応していません。

リカバリーモードでも反応していません。

再起動する際に各種リセットを行ってみましたが、システムレポートでも反応していません。

正常だと、ソフトウェアの下にずらっとハードウェアの記述表示がでます。

正常だと、ソフトウェアの下にずらっとハードウェアの記述表示がでます。

ほぼWi-Fiカードの異常で間違い無いでしょう。お客様に確認しますと日常はUSB接続のキーボード、マウスをお使いとのこと。だから気づかなかったんですね。分解にはまあまあ手間がかかりますので、この機会にWi-Fiカードも追加で取り替えしていきます。

メモリ交換をするためには基板を取り外す必要があります。

メモリ交換をするためには基板を取り外す必要があります。

 

外れた基板のウラ側。HDDモデルにはSSDコネクタがありません。

外れた基板のウラ側。HDDモデルにはSSDコネクタがありません。

 

メモリを交換していきます。

メモリを交換していきます。

Wi-Fiカードも基板ウラにささっています。

壊れたWi-Fiカード BCM943602CDP こちらも正常動作品に交換です。

壊れたWi-Fiカード BCM943602CDP こちらも正常動作品に交換です。

 

CMOS電池もへたっているようでしたので交換します。

CMOS電池もへたっているようでしたので交換します。

 

ちなみに基板をつけたままでもこの位置で電圧は調べられます。

ちなみに基板をつけたままでもこの位置で電圧は調べられます。

さて、組み上げてテストです。

Wi-Fiカードとメモリのどちらも正常認識しています。

Wi-Fiカードとメモリのどちらも正常認識しています。

 

全体的に速度がアップしています。

全体的に速度がアップしています。

この速度差については動画も含めてトピック作りました。

【TIPS】iMac 2017のHDDモデルにHigh Sierraと激遅Montereyでの起動とSSDに交換した後の起動速度比較

 

Apple Diagnostics を使って簡易チェックします。異常はありませんでした。

Apple Diagnostics を使って簡易チェックします。異常はありませんでした。

お渡しの際にはかなりの速度アップを体感された様で、お喜び頂きました。きっとお仕事もはかどることでしょう。

ご利用ありがとうございました。

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