保守契約頂いております企業様よりお問い合せ「ほとんど使ってないのにCPU負荷が勝手に高くなり、動作がかなり遅くなってしまいました。」とメールにてお問い合せです。
CPU使用率が300%を超えている画像を送って頂きました。Kernel_task暴走していますね。
ご自身でSMCリセット、PRAMクリアなどのリセットは行ってみたが改善ありませんとのこと。
ハード関連の故障かも知れないので、TimeMachineでバックアップを取って頂いてから、一旦本体をお預かりさせて頂く事になりましたが、動作がかなり緩慢なため、それも不可能。最低限必要なデータのみ手動で取っていただきお預かりすることになりました。
Kernel_taskの暴走は過去ありましたファン不良の症状に似ています。あの時は悪くなったファンのせいで基板背面が焼け焦げておりました。
まずはファンがまわっているのかMacs Fan Controlで確認してみましょう。
Full blast（最高）と命令をかけても回転はゼロのまま
分解チェックした方がはやそうですね。
まずはDiagnostics LEDをチェック
2019はLEDが5個あるんですね。
Diagnostic LED
検証用のLEDの見方メモ（元は英語）
LED 1
電源からのトリクル電圧がメインロジックボードで検出されたことを示します。iMac を正常な AC 電源に接続すると、この LED が点灯します。このコンピュータの電源が入っている間、またはスリープ状態である間、LEDは点灯したままになります。コンピュータが正しくシャットダウンされた場合、LED 1 の動作が異なることがあります。
システム環境設定／省エネ」で起動イベントがスケジュールされている場合は、正しくシャットダウンされた後もLED 1は点灯したままです。システム環境設定/省エネで起動イベントが予定されていない場合、LED 1は消灯し、電源コードが接続されたままでAC電源が存在する限り、消灯したままになります。電源コードを一旦抜いて再び差し込むと、コンピュータの電源が切れていても、このLEDが再び点灯します。
AC電源を切断して再接続すると、このLEDが消えたままになることがあります。
AC電源がないか、または切断されている場合。
ロジックボードが電源またはACレセプタクルから外れている場合。
電源ボードが故障している場合。LED 2
コンピュータの電源が入っていることを示します。コンピュータの電源が入っており（スリープ状態ではない）、電源や電圧レギュレータが正常に動作している間は、このLEDが点灯します。LED 3
ロジックボードとGPUが通信していることを示します。このLEDは、CPUがGPUと正しく通信しているときに点灯します。LED 1と2が点灯し、LED 3が消灯している場合は、バックアップバッテリー（ロジックボード背面）の再装着またはロジックボードの交換が必要な場合があります。LED 4
ロジックボードとLCDパネルが通信していることを示します。コンピュータの電源が入っていて、ビデオ信号が生成されていると、このLEDが点灯します。LED 4が点灯しているにもかかわらず、ディスプレイに画像が表示されない場合は、LCDパネルまたはLCDとロジックボード間のケーブルの取り付けが間違っているか、交換が必要な可能性があります。LED 5
ロジックボードとLCDパネルが通信していることを示します。コンピュータの電源が入り、ビデオ信号が生成され、LCDパネルがバックライトの点灯を指示しているときに点灯します。LED5が点灯していて、ディスプレイに映像が表示されていない場合は、LCDバックライトやロジックボード上の回路が故障している可能性があります。液晶パネルやケーブル、ロジックボードの交換が必要かもしれません。www.DeepL.com/Translator（無料版）で翻訳しました。
ファンを繋ぐコネクタあたりの基板背面を鏡でチェックしましたが、焼け焦げなどはありません。とりあえずファンを交換して動作させてみましょう。
古いパーツも目視では異常がありません。
新品と交換して起動させてみましょう。
Full Blastで高速回転をしています。
ファンを交換すると正常動作するようになりました。まずは一度返却し、バックアップを取って頂くことにしました。その後症状が再現しないか、しばらく様子を見ながらお使い頂くということでお願いをして完了です。
夕方お預かりから翌日のお昼に返却にて対応させて頂きました。
ご利用ありがとうございました。
