教育機関のお客様より「新しいバージョンのアプリを使いたいが、OSXのバージョンが低くてインストールできない。アップグレードしたい」とお問い合せ。
本来は持ち込んでいただいて作業をするところですが、お客様の場所と当方ではまあまあ距離があることと、持ち込んで頂く手間と時間を考えて、遠隔操作(リモート)で対応することになりました。
そのままソフトウェアアップデートしても良いのでは?
iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017) のSierra(10.12)でアップグレードを行おうとすると、2021 年12月3日現在はmacOS Monterey(12)しか選べません。
お客様としては現在も遅いのに、最新バージョンにすると、
今以上に遅くなるのは困る
不具合が起きると困る
などということをご懸念されていましたようで、
今回は相談の上、アプリのインストールに必要なバージョンCatalina(10.15)を目指すことになりました。いずれにしてもインストールを行う前にTimeMachineでのバックアップは必須ですので、そちらを確認した後、作業を進めていきます。
ちなみに
同じ日に、MontereyがインストールできないMojave(10.14)で動作する古いマシン、iMac (27-inch, Late 2013)だと下記のように、
対応している最新のバージョンCatalina(10.15)が表示されます。(インストールされているバージョンによっては表示されないこともあります。)
ネットからのダウンロード方法について
以前のバージョンの macOS を入手する
上記Appleのサイトで「Mac で Safari を使って macOS をダウンロードする」からダウンロードすることができます。
もしも
Catalinaがインストール出来ない機種でもダウンロード、インストールしたいという方は
以下のPatcherを使えばAppleから直接落とすことが出来ないバージョンでも、Catalinaをダウンロードをしてインストールすることができます。(ダウンロードするファイルはAppleのサーバー)
参考:macOS Monterey Patcher もあります。
余談ですが、Catalina Patcherでダウンロードする流れは以下。
さて、上記いずれかの方法でゲットしたファイルを使ってCatalinaのインストールしていきます。(対応していないマシンはこの後Catalina Patcherを使っての設定が必要になります。)
アップグレードのインストールと言っても、対応しているマシンならこのファイルをダブルクリックするだけ。
多少時間はかかりますが、インストール途中は再起動などがありますのでリモートでこちら側からは確認出来ない時間が生まれます。その辺りはお客様と直接連絡を取り合いながら無事Catalinaが動作し、Catalinaでしかインストールする事が出来ないアプリのインストールが出来ることを確認して全て完了です。
ご利用ありがとうございました。
最後に以下要注意事項。
この様な作業を行う際には必ず
TimeMachineでのバックアップ
を取ってからおこなってください。アップグレードをミスると
全てを失う可能性があります。
ご注意くださいませ。