APFSは、OSX10.13以降に使用されることになったファイルフォーマットです。
Macのディスクユーティリティで利用できるファイル・システム・フォーマット
APFSフォーマットの対応は、10.13 High Sierra 以降ではありますが、10.14 Mojave までと、10.15 Catalina では若干の違いをうみつつ、11 Big Sur、12 Montereyに至っては
おそらく下位互換がない
ものと考えています。10.14 Mojaveのディスクユーティリティでは、11 Big SurのAPFSは正常表示しません。(単純にディスクユーティリティのバージョンのせいなのかもしれませんが)
いずれにせよ、個人的にはあれこれ使い勝手のよかったHFS+フォーマットの時代と修復ツールなどの環境も様変わりしてきています。
Carbon Copy Cloner
12 Monterey上のCarbon Copy Cloner 6では、10.15 Catalina 以降のAPFSにのみの対応となっています。10.14 Mojave 以前のAPFSは対応していないので、バージョン5を使う必要がありますが、バージョン5は12 Montereyでは推奨しませんと表示されます。
Disk Warrior
また、HFS+時代はディスクユーティリティでも直せない不具合の多くをDisk Warriorが修復してくれてました。残念ながら現状ではAPFSの再構築には未対応。DiskWarriorはバージョン5.2を最後に未だにアップデートされていません。
ファイルフォーマットの仕様がそれだけ大きく変わってしまったと言うことですね。今後は模索しながらAPFSと付き合っていかねばなりません。
さて、今回はHDD搭載の10.14 Mojave Macに新しいSSDを載せ替えて、最新版の11 Big Surマシンへアップグレードするお話です。
以前書いた記事でもありました10.15 Catalina 以降はDataボリュームを新たに作ってしまいます。そこまで大きな問題ではありませんが、必要の無い作業をしてしまうことは確かです。
【TIPS】APFSフォーマットでMacintosh HD – Dataが二つ出来ていた 関係無い方を消去 悩ましいAPFS
ということで載せ替えたSSDに11 Big Surをクリーンインストール。その後ユーザーの移行を行うことにします。
※それにしてもバージョン表記がややこしいトピックだこと…すみません。
なんか2個見えてますが、一度ディスクユーティリティの起動し直しをしますと、
無事クリーンインストール完了です。
これにてクリーンインストール〜ユーザーデータの引っ越しが完了しました。