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水没してしまわないためのポイント

夏の困った風物詩にもなりつつある当店の水没の残業処理。
写真の白く見える部分は「塩」です。

夏は連日多数お持ち込みされます。時間をかけての処理は台数が多いとどうしても追い付かず、作業が深夜になってしまうこともしばしば。お客様のスマホから大事なデータを復旧すべく日夜可能な限り勤めています。
さて、簡単に水没してしまわないために以下のポイントを考えてみました。

1、海のそばに行く際にはスマホを入れた場所を確認する。
水没でお持ち込みの際「ズボンのポケットに入れたまま海に入ってしまいました」とおっしゃるかたかなり多いです。観光で来られている方でなくても、「海」という場所ではどなたも大抵ラフな格好なので、とにかく海の側では今スマホはどこにあるのかということをイメージすること。それだけで不意の水没をしてしまわない確率は上がると思います。

2、ジップロックなどに入れたからと過信しない。
防水ケース、ジップロックなどに入れたから波打ち際や船の甲板に「荷物と一緒に置いて大丈夫」と言う過信は危険です。口を閉め忘れ中途半端に開いていたりするととそこから水は入り込みます。(ジップロック式の防水ケースも販売されていますが、シーム(縫い目)が切れてしまうこともある様ですので、当店での取り扱いはしておりません。)

いずれにせよ海水から復旧率は真水よりは低くなってしまいますので、海近くに行かれる際には気をつけてください。
濡れてしまった際にも慌てず下手に乾かすことなどをせず、電源を入れたり充電をしてみたりということはもちろんしないで下さい。濡れたまま早めに当店へお持ち込みを。特に海水に落とされた場合はジップロックなどがあれば逆に流水でしばらく洗い流し、真水につけたままお持ち込みください。※海水の対処法は当店が最初に提案し始めた方法ですが、県内他店様も同じ様に話ているようです。海水に濡れた場合は一定の効果があるとの判断でしょう。

OASYS V-5166D6 電源修理

OASYS V-5166D6が電源入らず、全く動かないとお持ち込みです。
お調べすると電源からの出力がありませんでした。同電源の動作品があれば交換で大丈夫そうですが、みつからない場合にはついている電源の修理が必要です。機種を調べてみるとなんと20年前発売の機種…。
新 OASYSパソコン「OASYS V-5166D6/5133D6」発売
Windows95が動くワープロOASYSです。発売時378,000円の高級機ですね。
本当に運良く換えの電源を見つけることができ、取り替えると動作するようになりました。内部のほこりを吹き飛ばし清掃、内蔵CMOS電池を取り替えて修理完了です。

OASYS起動後選択するとWINDOWS95での起動もできます。


長く大事に使うのはとてもいいことですね。ご利用ありがとうございました。

Windows モバイル機同士でのデータのせかえ

「動作が安定しなくなったので、中のデータを新しい Windowsマシン載せかえして欲しい」とのご要望。
Windowsからデータを抜き出すだけであれば問題はありませんが、メールや各種アプリなどいろんな設定を受け継いで設定をするのは、新たにリカバリをするよりはかなり手数がかかります。Windowsに引っ越しソフトを存在するのはそんな理由があるかと。

今回はその引っ越しソフトを補助的に使って、作業を進めました。
Macの場合はOSX最初から引っ越し機能がついています。「移行アシスタント」を使えば複製機が準備できます。TimeMachineを合わせて使うと万が一HDDがクラッシュしたとしても2〜3時間で復旧可能できるMacはかなり優れているなと思います。

「TopYea」とかいうちょっと手強い迷惑なヤツ

「ブラウザの画面がいつの間にか勝手にTopYeaという画面になってしまって、勝手に画面もたくさん開くようになって作業がまったくできない状態です」
今回のTopYea(ポップアップ広告型アドウェア)は少しだけ手強かったです。

全部がTopYeaと関係あるのかないのかもわかりませんが、勝手にブラウザウインドウが延々といろんな種類開いていく状況。ビキニの女性が出てくる画面なんて思わずクリックしちゃいそうになりますが笑、どうにもこうにもこれだけ勝手に開いたらどれも押せません。こういう詐欺軍団の画面もクリックできずそれはまったくバカげてますね!このインチキ業者も誰も得しない状況です!ビキニのイラストが押せなくて悔しいわけではありません!www

それはそうとしてお客様もよくこの状態で作業を続けられていたと思いますが…手ぶれがひどくてすみません。次回は三脚を使います…m(__)m
手作業で怪しいアプリケーションを削除、もちろんそれだけで捨てることができないものは、マルウェア駆除ソフトも併用しながら駆除していきます。特に「TopYea」こやつはなかなか消えてくれませんでしたが下記マルウェア駆除ソフトを併用し除去をしました。
重要>ここでは紹介しませんが、あるマルウェアを駆除しようとして落とした駆除ソフト自体がアドウェア、マルウェアだったり、別のたちの悪いソフトへの橋渡しをしてくれたりという新たな危険があったりしますので、新たなソフトのダウンロードには十分に気を付けて下さい。さらなるドツボにはまることも考えられます。
ご出張中ということで、当日返却というお急ぎの対応になりましたが、通常最低でも1日は頂いての対応とさせていただいております。
★今回併用したマルウェア駆除ソフト(全てフリー版)
Zemana Antimalware <今回はこれで「TopYea」を除去できました
Malwarevytes Anti-Malware <定番
Ad-Aware Antivirus <今はあまりよくないですね。リンクしません

コンピュータは常に空き容量をチェックしましょう

突然Macが動作しなくなったということでお持ち込みがあるのですが、
・タッチパッドが反応しない
・動作がかなり遅い
など急に不具合が出だした場合に多い原因として
内蔵ディスク(SSD、HDD)の空き容量が少ない場合
があります。
最近はiPhoneなどのスマホがかなり高性能になり動画、写真などのサイズが飛躍的に大きくなっています。
そのバックアップをしている間にいつの間にか空き領域が少なくなっているパターンが多い様に思います。


HDDもSSDも空き領域はコンピュータを正常に動作させるため、またディスク自体のメンテナンスをするためにも必要です。
空き容量が多ければ多い程いいです。数値で言えば50GBは残しておいた方がよいと言われていますが、
最低でもディスク全体のサイズの20%は欲しいところ。
頻繁に不具合がおき「フリーズ」したので、「おかしいな?」と思いつつ
強制終了などを繰り返していると、最悪はクラッシュさせてしまい
ディスクそのものを壊してしまう可能性があります。
どうぞお気をつけください。
この様な不具合を避けるために日頃から空き領域をチェックできる様にFinderの設定をしましょう。


Finder上でウインドウを開くと、下段に空き表示が出るようにしておけばバッチリ。
Finder > 表示 > ステータスバーを表示
にすればOKです。これでウインドウを開く度に最下段に空きの表示が出ます。
調子が悪いなと思ったときに空きが少なかったら
大事なデータの入ったMacです、なによりもまずバックアップをとって、
いらないと思われるファイルをできるだけどんどこ捨てていきましょう。
データが取りたいがどうしてもうまくいかない場合は、何度も再起動を繰り返す前にお気軽にご相談ください。
もちろん容量のアップやHDDからSSDへのアップグレードも可能です。